ぴろきのウクレレ漫談「明るく陽気にいきましょう」の台本書き起こし

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ピン芸人:ぴろき
オフィスぴろき所属
活動時期:1986年~
本名:佐藤浩樹(さとうひろき)

ぴろきのウクレレ漫談「明るく陽気にいきましょう」
お笑い演芸館(2018年7月5日放送)より

ぴろき「明るく陽気にいきましょう」

なんか問題ありますかね?
「明るく陽気に、いきましょう。」
表を歩いてたら…こう見えてもそこそこ人気者なんです。
何がおかしいんでしょうか?
一生懸命こうやって僕に手を振ってくれるんです。
僕も満面の笑顔で一生懸命手を振ってたんです。
よくよく見たらどうでしょう?
顔の前の虫を払ってました。
ヒヒヒッ。
「明るく陽気に、いきましょう。」
そんな僕ですが実は持病があるんです。
持病は仮病です。
ヒヒヒッ。
「明るく陽気に、いきましょう。」
まあご挨拶がてらしゃべらさささささ…さして頂きましたが。
例によって僕のついてない話を聞いて頂きますと聞いてるお客様には運が付いてくる。
縁起物です。
満員電車です。
やっとの思いで乗りました。
周りが全部女性なんです。
これ痴漢に間違えられちゃいけないなと思ってずっと両手上に上げてました。
ずっと両手上に上げてたらスリに遭いました。
ヒヒヒッ。
「明るく陽気に、いきましょう。」
ぎゅうぎゅう詰めなのにちょうど僕の隣の女性がお化粧を始めました。
口紅を塗ろうとしたその時です。
電車がガタンガタンってなりました。
気が付いたら口紅が僕の鼻の穴に刺さりました。
そんな偶然もあったりするわけで…。
でも女性はひと言言ってくれました。
「ああ~もうこの口紅使えない」。
ヒヒヒッ。
「明るく陽気に、いきましょう。」
ポニーテールのちょうど後ろにいるかわいそうなおじさんがいました。
ポニーテールの女性が首を振る度にポニーテールの髪の毛でパッチンパッチンパッチンパッチン。
ホントにかわいそうなおじさんでした。
僕です。
ヒヒヒッ。
「明るく陽気に、いきましょう。」
まあでも一番やっかいなのは皆様方もそうかと思いますがぎゅうぎゅう詰めの満員電車で身動きが取れなくて無視されて降りれない時です。
そんな時とうとう言ってしまいました。
「吐きそうなんです」。
奇麗にスペースが空くかなって思ったらそばにいた優しそうなおじさんがビニール袋をくれました。
ヒヒヒッ。
「明るく陽気に、いきましょう。」
まあ車内ではマナーが大切だったりするわけで。
ドアの前に2~3人の女子高生がペチャペチャペチャペチャしゃべってて降りれないんです。
ビシッと言いました。「そこを開けてもらえますか?」「降りれないんですけど」って言ったその時です。
反対のドアが開きました。
ヒヒヒヒッ。
「明るく陽気に、いきましょう。」
僕の話を聞いて頂きまして少しでも優越感を感じて頂きまして心地よくなって頂ければいいかなと思ってチョロチョロしております。
AEDの講習会に行ってきました。
世のため人のためです。
練習用のマネキンが出てきました。
僕と同じ服を着てました。
「明るく陽気に、いきましょう。」
なじみのコンビニで僕の頭のバーコードみたいにハゲてる所がレジで読み取れるかって話になったんです。
試しに読み取ってみました。
昆布のおにぎり108円って出てきました。
ヒヒヒッ。
「明るく陽気に、いきましょう。」
そんな僕ですがお伝えしたいのは結構粘り強い性格で先日は行列のできる店に1時間半も並びました。
やっと順番が来ました。
お店の人が言いました。
「大変長らくお待たせ致しました」。
あんまり丁寧な対応だったんで僕もうれしくなりまして「気にしないでください。今来たところです」。
「たった今来たところですから気にしないでください」って言いました。
行列の一番後ろに回されました。
これ先週あったホントの話です。
ヒヒヒッ。
「明るく陽気に、いきましょう。」
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色んな事が色々あるんですけど少しでも優越感を感じて頂きまして心地よくなって頂ければこれ幸いです。
夜自宅に向かってたら電信柱の下に小さい白い子ネコがいるんです。
可愛いんです。
近づいたけど逃げないんです。
更に近づいてなでようかなと思ったらどうでしょう?
コンビニのビニール袋でした。
ヒヒヒッ。
「明るく陽気に、いきましょう。」
そんな僕ですがいいかげんいい年なんで最近親孝行のマネ事でも考えてるんです。
大事な事です。
いかんせん高齢なんで心配になってくるわけで。
先日は母が「きんぴらごぼう作ったきんぴらごぼう作った」って言うんです。
「ピリ辛でおいしい」って言うんです。
「爪の垢をいっぱい入れたからピリ辛だ」って言うんです。
あれ爪の垢じゃないです。
恐らく鷹の爪の事です。
ヒヒヒッ。
とてもとても心配になるんです。
先日はイヌの散歩にイヌを忘れていきました。
いかんせん高齢なんでとてもとても心配になるんです。
先々日は「3日間寝込んだからすぐ来い」って言うんです。
「3日間寝込んだ」って言うんです。
びっくりしました。慌てて行ったら元気なんです。
「3日間寝込んだからおいしい」って。
カレーライスが出てきました。
ヒヒヒッ。
「明るく陽気に、いきましょう。」
そんな事がきっかけで母と大ゲンカになってしまいまして母が言いました。
「産むんじゃなかった」。
僕も言い返しました。
「産んでくれって頼んでない」。
すると母が言いました。
「頼まれてたら断ってた」。
ヒヒヒッ。
「明るく陽気に、いきましょう。」
家族といえばこう見えても妻と娘がおります。
なんかいちゃいけないような雰囲気…。
娘がめっちゃめちゃ可愛いんです。
そっくりです。
人の家族を笑わないでください。
成績がみんな悪いんです。
成績がめちゃめちゃ悪いんです。
学校から呼ばれました。呼び出しです。進路指導です。
「この成績じゃあそこの高校しか行けませんよ」って言われました。
「ホントにあそこの高校でいいんですか?」って言われました。
そこの高校僕の母校です。
ヒヒヒッ。
「明るく陽気に、いきましょう。」
問題は妻です。
何がおかしいんでしょうか?
でも妻の優しさに触れました。
ちょっと風邪気味で熱があった時冷凍庫から熱を冷ますシートを出してくれました。
うれしいです。熱を冷ますシート。
おでこにのっけて寝ました。
朝起きたらどうでしょう。
枕元に解凍されたサケの切り身がありました。
ヒヒヒッ。
「明るく陽気に、いきましょう。」
そんな事を耐えながら2人で協力して頑張れば怖いものは何もないって思ってました。
月日が流れ今一番怖いのは…。
そういう事です。
でも家族のために頑張っていかなきゃいけなかったりするわけで一生懸命手料理を作ったんです。
みんながおいしいおいしいって食べてくれました。
食後テレビでグルメ番組をやってました。
グルメ番組を見ながらみんなが口々に言いました。
「たまにはおいしいものを食べたい」。
さすがに腹が立ったんで「こんな家出て行ってやる」「家出する」って言いました。すると妻が言いました。
「帰りに牛乳と卵を買ってきて」。
笑顔の絶えない笑い声の絶えない毎日が送れます事をお祈りしながら約束してください。
へこんだ時とか落ち込んだ時とかあんなヤツもいたなと必ず僕の事を思い出してください。
なんの役にも立ちません。
「明るく陽気に、いきましょう。」
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