Wモアモアの漫才「チエコの悪口」の台本書き起こし

お笑いコンビ:Wモアモア
トービック所属
1970年結成
ボケ担当:東城 けん(本名:菊地 善一)
ツッコミ担当:東城 しん(本名:山下 清)

Wモアモアの漫才「チエコの悪口」
お笑い演芸館(2018年5月24日放送)より

Wモアモア「チエコの悪口」

セリフ左:東城しん
セリフ右:東城けん

いらっしゃいませ!
すいませんね。
ようこそ!
そんなに拍手しなくたっていい。
やる事はやるから。
我々ねコンビ組んでね48年やってんのよ。
思えないでしょ?そう。
48年ですよ。
48年。それも売れずにだよ。
偉いでしょ?
それはね僕らの場合は多少売れてませんよ。
多少じゃねえほとんど売れてない。
でもね栄光の地位が手が届きそうなとこまで来てますので。
それあんた背が高いから…。
背丈じゃ届かないでしょそんなものは。
昭和45年にコンビ組んだの。
あの頃は確かに若かった。
元気もあった。
ところがコンビ組んだ時は朝の9時半からやってんのよ。
昔は開演時間が早かった。
9時半じゃ誰も来ねえと思うでしょ?
思うでしょ?
来るんだ1人くらいは。
寄席不思議だよ。1人来たら始まっちゃうんだよ。
そらそうですよ。大事なお客様だからね。
1人お客さんで前に座んねえんだよ。
どこにお座りになるの?
一番後ろの隅っこに座るんだよ。
今日お兄さんとこだな。
そしてそのお客さんだって自分1人しかいないの知ってるから…。
誰もいないのよ。
我々に見つかっちゃいけねえっつんでこうやって…。
隠れるなよ。
だから見つけたから今度はそっち向いて漫才始まったら…。
一生懸命中心にしゃべるんです僕らも。
向こうが1人でこっちが2人だから…。
2対1。
こっちが勝っちゃうのよ。
勝ち負けじゃないそんなものはね。
勝ったからって喜んでられねえんだよ。
なんで?
この大切な1人のお客さんがトイレ行っちゃったんだ。
いやいやお母さんホントにあったんだからそういう事実際。
そしたら誰もいねえから漫才できないじゃない。
困っちゃうよな。
その1人のお客さん帰ってくんのをここで黙って待ってるしかねえの。
休憩しながら漫才やるんですよ。
これが帰ってこないんだよ。
心配になるじゃない。どこ行ったかなと思ったらやっぱりお客さんの方が頭いいね。
ドアの隙間からのぞいてるの。
それが最初だもん。
色んな事がありましたよ。
でもね最近ね僕うれしい事があったんですよ。
何が?
僕のね娘が結婚しました。
ありがとうございます。
娘が結婚したんですよホントに。
どういう状況かも知らねえからアア~!
何?「どういう状況」ってのは。
39で初婚だよ。
悪いんですか?それが。
それは仕事を生きがいにしてやってましたから。
いや縁がなかったのよ。
縁があって結婚しましたよ。
相手が諦めたんだね。
うるせえな!お前は。
そりゃはっきり言いますよ。はっきり言ってうちのね女房は器量悪い。あっ女房じゃない。
これペロッと出て…これペロッと出るのは本音だぜ。
だってこんなの頭の隅にセリフがなかったら出てこねえんだから。
なんだおめえんとこ女房もこれかい?
違うって言ってるでしょ。
という事は考えたらこれが2人いたって事だ。
でも考えたらこれをもらってこれを出したんだからまあ行ってこいだね。
「行ってこい」じゃないよ!お前。
よく聞いてよ。
何?
器量が悪いのは女房。あっ女房じゃなかった。
このかみさんチエコっつうんだ。
人の女房だとか娘捕まえてよくボロクソに悪口言えるね。
人の娘だから悪口言えるんだよ馬鹿。
何?それは。
自分の娘に悪口言う馬鹿いねえやね?
なんで自分の娘悪口言えないのよ。
うちの娘自慢じゃねえけど両方なのよ。

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