新山ひでや・やすこの漫才「新山ひでや自叙伝こりゃ~ひでえや」の台本書き起こし

お笑いコンビ:新山ひでや・やすこ
プロモーション・ススム所属
1994年結成
ボケ担当:新山 ひでや
ツッコミ担当:新山 やすこ

新山ひでや・やすこの漫才「新山ひでや自叙伝こりゃ~ひでえや」
お笑い演芸館(2018年7月12日放送)より

新山ひでや・やすこ「新山ひでや自叙伝こりゃ~ひでえや」

セリフ左:新山 ひでや
セリフ右:新山 やすこ

いやいやいやこんばんは。どうもで~す。
どうもありがとうございます。ありがとうございます。
まあすいません。ほら見てご覧なさいよ。
今日のお客様もう…。
最高最幸です。
ありがとうございます。いやうれしい!
やすこさん一緒にやって頂きました。
ありがとう。あのこれ我々のギャグです。
そうなんですよ。ギャグなんですよ。
今日も元気で…。
最高最幸!
今日も幸せ…。
最高最幸!
みんな一緒に…。
最高最幸!
ありがとうございます。
どうもどうもありがとうございます。
ほとんどの方がやって頂きまして…。
ありがとうございます。
共働きです。
いやいやいやいや結婚して50年ですよ。
そう早いですよね。
夫婦漫才やって25年ですからね。
そうですよねえ。
それを記念してね今日は自分史でも書いてみようと思うんだよ。
新聞紙書いてどうすんのよ。
お前やっぱりおかしいな。
何が?
新聞紙っていうのは読むもんだろ。
新聞書くもんじゃないだろ。お前おかしいよやっぱり。
俺は結婚する時からおかしいと思ったよ。
よく言うわよね。何?あんた。なんにもわかってないわよ。
なんだよ?
私がおかしいからあんたと一緒にいるんじゃないのねえ。
そんな事を言ってるあなたの方がよっぽどおかしいよ。
何?俺がおかしい?
うん。あなたの方がおかしい。
おい俺の話よく聞けよ。
何よ?
俺がおかしいってお前俺を誰だと思ってるんだ?
ほらね。自分の事誰だかわかんないんですから。
情けないわよね~。
そこは「最高最幸」じゃないです。
でもそういう人と私は毎日一緒よ。
それでねえやすこさんねあのねここで自分史を書くんだけどいい?書いてもいい?
うんうんうんうん。
じゃあタイトルをお前につけてもらいたい。
タイトル。自分史のタイトル。
あっタイトルあるわよねえ。
「新山ひでや物語」とか。
面白みがないじゃないかよ。
漫才師だから笑えるようなのを作ってくれよ。
あっあります。
いきましょう。
「新山ひでや自叙伝こりゃ~ひでえや」。
最高最幸。
反応があったって事はこれで書けって事だな。
そうですよ。
それじゃあ私今日は皆さんの前で自分史を書かして頂こうと思います。
本名大谷翔平。
誰が…。
失礼しました。
いいかげんにしろ。
新山ひでやは芸名でございまして本名は柘野信司。12月25日に誕生致しました。
おめでたい男でございます。
商売をしておりました親元で厳しくも優しく育てられた私は地元の矢場川小学校矢場川中学校をどうにか卒業したんですよ。
あら卒業できたの?
できたの~?
ああ~すごいすごい。
あっ裏で何か使ったんだ裏で。
「裏で何か」って今流行りの賄賂かよ?
「賄賂にまみれてヨー」
「巣立ったひでや」
うちにはそんなお金がなかったんです。
「貧しさに負けた」
もう貧しい家…。
「いいえ試験に落ちた」
いやいやギリギリ受かったよ。
「足利を追われた」
追われたんじゃないよ。
じゃあどうしたの?
就職で上野へ向かったんだけどどさくさに紛れて浅草へ着いちゃったんだよ俺は。
うわ~鈍臭っ。
それが昭和41年でした。
でもその時の人気者もいっぱいいましたね。
エノケンさんロッパさんデン助さん。
あっデン助さん知ってますよ。こういう人ですね。
それからね漫才ブームだったのでてんや・わんやさんWけんじさんチック・タックさんそういう人の舞台を見て「よ~し俺も漫才師になろう」と思ってある劇場の下働きからスタートしたんだ。
そう。
昭和42年です。
そういう時です。1人の可愛い娘と出会うのでした。
へえ~そんな人…男がいたの?
いたのよ。
「こまっちゃうナひでやにさそわれて」
「どうしようとってもしつこくて」
喜んでついて来たんです。
「ママに聞いたら」
「芸人なんかじゃおまんま食えない」。
という事で大反対をされたんですがそんなこんながありまして私たちは身を固めました。
で私はですね男同士の漫才コンビ新山えつや・ひでやというコンビで一生懸命頑張ってNHKの漫才コンクールで最優秀賞という賞をもらってテレビとかラジオに出られるようになったのが昭和45年でしたね。
そういう時です。ひでやの浮気が発覚。
やめなさい。そういうのは言わなくてもいいのよそんな事は。
何言ってんの?あなた。
自分史は正直に書かなきゃ駄目なんですよね?
何言ってんの。ウソ書いちゃいけないんだから。
誰だって…。俺1回だけじゃないか。
えっ?
1回ぐらいあるでしょ?
お父さん。ある?ない?
ある?誰か助けて。
1回…。あるよね?1回ぐらいあるよね?
俺は1回だけだよ。1回だけだよ~だ。
馬鹿ねあなたは。1回認めたら10回はやってるのよ。
俺はなゴキブリじゃないんだからな。
あなた同じ。薄暗くなるとチョロチョロチョロチョロ行ってるじゃない。
確かにその時は調子に乗っておりました。極め付きは私の大事な相方が病に倒れてしまって回復の見込みがなくなって困り果てた私はですね女房であるやすこに「人生の相方だけじゃなく漫才の相方もやってくれないか?」って頼み込んだのが今から25年前ですね。
そうですよ。
頼まれた方は大変ですよ。
ええ。私専業主婦でしたから。
ねえ。家の事もやってそれから子育てもやって舞台に上がればねボケたりツッコんだり。
ええ~。それからこの人のウケないギャグを盛り上げるのが大変でした。
ああ~面白くねえや。
俺のなんか誰も見てないじゃないか。
そんな事ないわよ。
あんたが主役になってんじゃないか。
そんな事ありません。主役はあくまでもあなたが主役。
俺がどこが主役なんだよ?
だから今の自分史ねえ今日集まったお客様に差し上げるから。あなたの葬式で。
いいかげんにしろ。
ありがとうございます。

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