ルシファー吉岡とマツモトクラブのコント「カントリーロード」の台本書き起こし

お笑いユニット:ルシファー吉岡とマツモトクラブ
ルシファー吉岡とマツモトクラブによるスペシャルユニット

ルシファー吉岡とマツモトクラブのコント「カントリーロード」
にちようチャップリンより

ルシファー吉岡とマツモトクラブ「カントリーロード」

セリフ左:ルシファー吉岡
セリフ右:マツモトクラブ

東京に転勤になったのが3年前。
交通の便を考えれば職場のある新宿のそばがよかったのですが
私は迷わず聖蹟桜ヶ丘でアパートを借りました。
私の大好きな映画『耳をすませば』。
その舞台こそ聖蹟桜ヶ丘だったんです。
1995年に公開されたアニメ映画『耳をすませば』。
もう甘酸っぱい!
主人公の月島雫は『カントリーロード』の替え歌を同級生の男の子天沢聖司に見られ揶揄されます。
それに対して雫。
「やなやつやなやつやなやつ」と。
あのシーン大好き!
そんな聖蹟桜ヶ丘での生活は本当に充実したものでしたが、やはり職場から遠い。
今日も新宿の京王線のホームは、家路を急ぐサラリーマンでごった返しています。
電車に乗り込むと案の定空席はありません。
しかたなくなるべく早く降りそうな人を見極め
その人の前のつり革を確保するセカンドチャンスにすべてを賭けるべく
私は乗客をなめ回すように見ていました。
そのとき1人の男性が視界に飛び込んできたんです。
(猫耳のカチューシャを付けたおじさん)
この猫について行ったらすてきな物語が始まるかも。
いやただの変なおじさんか。
いろいろな考えが頭をよぎりましたが気がつくと私はそのおじさんの前に立っていました。
聖蹟桜ヶ丘までの停車駅は明大前・調布・府中・分倍河原。
せめて調布で。
私は祈るような気持ちで目の前の男性に目をやりました。
ハァ~。(ネックピローを装着する)
こんな終点まで行きそうな人いる?
このまま立ちっぱなし確定か。
そんなことを考えながら電車に揺られていると目の前の男性が急に目を覚ましなにやらゴソゴソしだしたのです。
あっそうだそうだそうだ。
ハァ~。(調布で降りますと書いた紙を手に持つ)
出た。
これやってくれたらメッチャ助かるって思ってたやつ!
そして電車は調布に到着しました。
お出口右側です…お乗り換えです。
まもなく調布調布に到着です…。
すみません。
すみません!
調布着きましたよ。
えっ?
調布着きましたよ。
ああこれね。
テッテレ~。
ドッキリでした。
えっ?
あなたみたいにね座りたいオーラ全開の人は絶対に引っ掛かるんですよ。
そういう人たちをだましてねストレスを発散しております。
フフフッ。
「カントリー・ロードこの道ずっとゆけば♪」
「あの街につづいてる気がする♪」
「カントリー・ロード♪」
やなやつやなやつやなや~つ!

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