宮川大輔「女性を嫌いになる瞬間」
セリフ左:宮川大輔
昔19ぐらいのとき僕女の人好きにはなるんですがすぐ嫌いになってたんですよ。
それが何かいうたら例えばなんですけど。
冬北海道行ったんですよ。先輩に連れていってもらって。
ほんでスナックみたいなとこ行ったらスナックのママがものすごい奇麗やったんですよ。
僕は19で34歳ぐらいのホントにこう何かもうママいう感じで。
僕の方がだいぶ下ですから年上にも憧れがあって。
ほんでその先輩が「お前。気に入ってんのか?」みたいな。
でママも僕のことちょっと気に入ってくれてたんですよ。
だから「ほなちょっと今日ママのとこ泊まれや」みたいな先輩が言うて「えっ?いいんですか?」みたいな。
「いいよ。おいでよ」って言われて「うわ!」みたいな。
で先輩は帰って2人で店終わるの待って。
でちょっと片付けて。
で店の前に…。ビルの前で待ってたんですよ。
車で迎えに行くからみたいな。
で僕駐車場で取ってくるとこ雪降ってて寒いとこで。
「ああ。寒っ」みたいな。
「でも何やろう?ドキドキするな」みたいな。
で向こうから車で来たんですけど何かシャンシャンシャンシャンって聞こえて。
軽自動車のチェーンつけた車で来るんですよ。
それがちょっと「えっ?」と思って。
イメージは高級車のスタッドレスとかはいといてほしかったんですよ。
チェーンつけてるママとか想像したないじゃないですか。
めっちゃ奇麗なんですよ。
ドレスみたいなの着てスリットばん入ってる人が。
「何やこれ?」シャンシャンシャンみたいな。
シャンシャンいうてるんですよ。
ほんで「お待たせ」みたいなんで来たときに「うわ。何か嫌やな」みたいな。
で乗ったんですよ。
ほんならミッションの軽自動車の赤やったんですけど。
何かミッションの棒がものすごい長いんですよ。
ここやったらまだええんですよ。まだ。
まだいいんですけど。こんなんなって。
カッコ悪思うて。
横からその奇麗なママ見るときやっぱこれ見たないんですよね。
何やねん。嫌いや思うて。
もう嫌いになったんです。それで。
「僕もういいです。やっぱホテルで…」
「えっ?どうしたん?どうしたの?」って。
「いやあのう。僕やっぱママとこんなんなるの…」
「たぶん行ったらそんななってしまうし」
でもこれは言えないじゃないですか。やっぱり。
ほんで「ホテルまで送って」でそのときは終わったんです。
ほんでもう二度とママのことも追わへんかったというか。
例えば…。もう1個例えばがあるんですけど。
そのとき19ぐらいやったです。僕。
ほいで年上の女の人と付き合うことになって。
でホテル行って「お風呂入ろう。一緒に」言うて。
で「入ろう」言うて。
「じゃあ大輔君先入っとき」みたいな。
「ああ」みたいな。で先入ってこう。
先洗うてね楽しみに待ってたんですよ。
ほなここで「いや。やっぱ恥ずかしいわ」みたいな。
「いやいや。大丈夫です。来てください」みたいな。
でこうシルエット見えるんですよ。曇り…。
ガチャって開けて「恥ずかしいわ」って言うて。
ほなここ見たら毛全部上向いてんです。
分かります?こうはいて脱いだから…。
下にこう向いといてほしい毛が全部上向いてたんです。
総毛立ってたんだね。
立ってんですよ。それで
うわ。何やねん。だる思うて。
何が「だるい」や。
だるいやんか。
何が「だるい」や。
何言うてんの?
だるくはない。
だるいって何やねん。
こうやって。下隠せよ。
マジこっち恥ずかしいぞと。
もうがん立ってるんですから。
で、もうばんって上がって「もうええわ」っつって。
「どうしたん?」みたいな。
「いや。もう一緒に入るのええわ」
「どうしたん?」みたいな。そういうのがあったんですけど。
一番嫌いになったんが僕が19ぐらいですよ。
天然素材の番組で。そのときのAPさんみたいな。
女の方が32~33ぐらいですかね。
その人が何か僕のこと気に入ってくれてはって。
スタッフさんとかに「たぶん大輔のこと気に入ってるからお前あの人と遊べよ」みたいなスタッフさんが言うてくれはって。
「そうですか」って言うてて。
で連絡取れるようになって「じゃあ東京で今度収録終わったらうち遊びにおいでよ」って言うて。
「分かりました」って言うて。楽しみに行ったんですよ。
で家行ったら「何ここ?」っていうぐらいのアパートですよね。
アパート住宅いっぱいあるようなとこです。
で何かアパートも嫌やったんです。ちょっと。
アパートが嫌なわけじゃないですけど。
ちょっと何か嫌やなっていうか。
もうちょっとこう東京なんで僕憧れてたんですよ。何か。
マンションみたいな。
ほんでホンマのパジャマみたいなんに何かつっかけ履いて「待った?」みたいなんで来て。
それも嫌やなと思って。何かなえるなこれと思って。
俺もう楽しみにして来たのにと思って。
「ほんならこっちやし」みたいな。
「ああ。行きましょか」って言うて。
ほいでこう行ったら
「いやっ」みたいな。つまずきはったんですよ。
ほいでつまずいたのも嫌やったんですけど。
「大丈夫ですか?」って言うたら「何?」って言うて見たらこんなカエル踏んでたんですよ。その人が。
「カエル踏む?」思うて。
こんなでかいカエル東京で踏みます?
で何かカエルもこんななっとるんです。
前脚いってもうてるやん。かわいそうにって。
でここ黄色いやつですよ。
やってんですよ。で「わーっ」言うて。
で「行こう」って言われて。
僕もうカエル踏む女の人なんて嫌やから。
嫌いなったんですよ。
「もう帰るわ」って言うて。
ほな「どうしたの?急に」
「私何かした?」って言うから
「カエル踏んだやんけ!」言うたったんです。
「えっ?カエル?」
「カエル踏んだし嫌なんじゃ」って言うて俺帰りました。
ちょっとでも生活感があると。生活感が醸し出されると駄目?
嫌でしょ?そんなん。
年上やったら年下を呼んだときはちゃんとせんと。
幻想がすごいんやな。
幻想というか女の人はそうであってほしいんですよ。
包まれたかったんです。年上に。
今は全然そんなことで冷めたりはないの?
全然今は大丈夫ですね。
今はなんやったらカワイイと思います。
「カエル踏んでるやん。カワイイな」みたいな。
こんなうっすい話が何で…。
ちょっと。うっすいってやめてほしい。
カエル。カエルどうなってた?
かわいそう。
「前足いってるやん」
ここ黄色いの?
ここ黄色いんですよ。
薄い話っていうんだけはやめてください。
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