松本人志のすべらない話「24時間テレビのマラソンランナー」の書き起こし

お笑いコンビ:ダウンタウン
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
1982年結成
ボケ担当:松本人志(まつもと ひとし)
ツッコミ担当:浜田雅功(はまだ まさとし)
松本人志のすべらない話「24時間テレビのマラソンランナー」
人志松本のすべらない話 第35弾より

松本人志「24時間テレビのマラソンランナー」

セリフ左:松本人志

これね僕ねこの話していいのかな?
別に何も悪い話じゃないんですけど。
初めて言うんですけど。
数年前なんですよ。
今やから逆に言えるんですけどね。
実は『24時間テレビ』のランナーに僕決まってたことあった。
オファーがあって。
逆におもろいんちゃうかって俺にオファー来たんですよ。
俺も逆におもろいんちゃうか。
やろうかなっていうのが。
「それはそれでびっくりするかな」
「世間の人びっくりするしいいんちゃうかな」って言ったんですよ。
ただ俺少し引っ掛かったのはちょっと照れちゃうし。
恥ずかしいし。
「何で松本が走るのかな?」って意味が分からないんじゃないかっていう。
「走る大義みたいなもんがそれさえあれば俺全然いいねんけどな」ってスタッフに話してて。
「だったらどうでしょうか?例えば『ガキの使い』で…」
昔よく浜田と対決してたんです。
負けたらどうとかみたいな。
「別にチャリティーで走るんで負けた方がってわけではないですけどどっちが走るかみたいなんを」
例えば浜田と競い合って。がちで。そっちでやるとか。
もしくはリレーで。
浜田と俺が半分半分走ってリレーにするとか。
「だから浜田どうかな?」と思いながら。
ほとんど俺が走るから浜田はちょっとだけ最初だけ走るとか。
いろんな折衷案をスタッフと綿密に。
ホント1年ぐらい前からやってたの。
とにかく浜田がちょっと。
「浜田と『ガキの使い』が絡んでこないと俺はちょっと恥ずかしいからな」
「これだけちょっとスタッフ。うまく浜田に話してくれるかな」
「分かりました」ってスタッフが浜田んとこに話持っていったんです。初めて。
で「どやった?」って言うたら浜田が
「一歩たりとも走れへん」って。
で走って帰ったらしいですけどね。
びっくりしましたよ。
「何やったんや?われわれのこの時間は」
これはお蔵入りですよね。
今まで誰にもこの話したことないですけど。
「一歩も走れへん」って。
どんだけチャリティー精神ない。
ゼロやもん。
それがうちの浜田さんという話。


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