GACKT「星に帰るマカベ」
セリフ左:GACKT
はい。あのですね。
うちのスタッフはですね非常に変わったスタッフが多くてですね。
まあまあそんなことないと思いますけどね。
この話星に帰るマカベっていう話なんですけども。
カッコエエテーマ。
星に帰るマカベ。
お願いします。
マカベっていうスタッフがいまして。
まあ顔が…。
かなり太ってる。
マシュマロマンみたいな体形なんですけども。
かなり肛門顔というかきゅっと集まってる。
肛門顔っていうんですか?それ。
僕はアナルフェイスって呼んでますけども。
英語でね。
でいつもぼうっとするところが多かったんですよ。非常に。
でいつもまあ注意をしてたんです。マカベには。
「マカベ。お前ぼうっとすんな。仕事ミスるぞ」
「ああ。全然大丈夫っす」こういう返しをするやつ。
僕こういうの嫌いなんですよ。
「おい。お前。そういうことするな」
「仕事ミスる」
「あっ。全然大丈夫っす」
このやりとり結構続いた後に結構大きな損失出したんですよ。
やらかしたんですよ。
で僕がものすごく…。
当時今より全然キレてたんで。
「マカベ!」っつって。
「ちょっとこっち来い。座れ!」
相手は分かってないんですよ。何で怒られるか。
「てめえこら!あんだけ言ったろ!」って言ったら…。
めちゃキレてんですよ。僕。
ぱってマカベ見たら…。
僕を見てないんですよ。
僕のこっち見てたんですね。
「お前なあれだけ言ったことをな!」って言っても僕じゃなくてこっち見てんですよ。
途中から…。
ってなるじゃないですか。見てるんで。
「マカベ!お前なあれだけ言ったろ!」
「だからお前はこれだけの損失を!」ってものすごい大きく声出してるのにずっとこっち見てるんでちょっとずらしたんですよ自分。
合わしにいったんかい。
目線入ろう思うて。
でも僕を見てないんですよ。明らかに。
こう入っても僕の目ではなく…。
僕を見てるんではなくて僕の向こう見てるのが分かったんですよ。
初めての経験だったんで分かんなくてパンってはたいたんですよ。
「マカベ!」っつったら「はい!」っつって。
で急に何かこう戻ってきたんで
「お前どこ行ってた!?」
「ちょっとそこの星まで」って言うんですよ。
えーっ。分かんない。もう分かんない。
あまりにもその返しが僕の経験の中にはなかった返しだったんで
「どこの星だよ!?この野郎!」言うたった。
したらまたその大きな声に反応してまたこうやって…。
行っちゃった。
また行くんですよ。
行っちゃった。
「おい!マカベ!マカベ!マカベ!」パンっつったら
「すいません!」っつって。
戻ってきた。
「どこ行ってきた!?」
「ちょっとそこの星まで」
「まだ行くのか!?」
映画のええシーンみたいな。
このやりとり20回続いたんですよ。
おかしくないですか?
おかしいですよ。
最終的に僕何で怒ってるか忘れてしまって。
で最後の方は取りあえず行くじゃないですか。
行ったときには…。
パン。
「帰ってこい!」
「帰ってきました」っつって。
そんな星に帰るマカベっていうお話でした。
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