アインシュタイン稲田のすべらない話「銀鼠色」の書き起こし

お笑いコンビ:アインシュタイン
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
2010年11月結成
ボケ担当:稲田直樹
ツッコミ担当:河井ゆずる
アインシュタイン稲田のすべらない話「銀鼠色」
人志松本のすべらない話 第33弾より

アインシュタイン稲田「銀鼠色」

セリフ左:稲田直樹

初めましてアインシュタインの稲田と申しますが
僕は…吉本というか芸人さんの不細工芸人の歴史を終わらすんじゃないかといわれるぐらいの者なんですが
まあ色々ありましてまずよく先輩に言われるのがですね
お前おでこ何色やねんって言われることがすごく多いんですけど
確かに自分でも分からないので
ヘラヘラしてごまかしてたんですけど
携帯のアプリでですね色彩メーカーという色を識別できる。
カメラモードになって例えばリンゴを写したらレッドって出たり。
バナナを写したらイエローってなったりするやつが。
あっこれで分かるんじゃないかと思って
僕おでこにパッて当てたら
漢字で「銀鼠」
色か何か分からなかってえっ何?
え~?ネズミである必要ある?
そういう色があるらしくて
だから色々おかしいんですよ僕は。
そんな僕なんでね劇場で女装ライブという
芸人が女装してライブをするというイベントに呼ばれましてでその芸人さんのメークを劇場の近所の美容理容専門学校の生徒さんたちが課外授業としてやりに来てくださるんです。
で芸人5~6人いて横に並んでで芸人1人につき担当の生徒さんが1人ずつ付いていくんです。
若い女の子たちやしこっちも芸人ですし
みんなキャッキャキャッキャしてるんですよ。
でも僕の担当の子だけ「えっ私この人なの?」っていう
ちょっと不安そうな顔されてるんです。
でまあせ~ので皆さんメークしだすんですけど
どんどんどんどん仕上がっていくんです。
女装するからカッコイイ芸人さんたちをいっぱい集めてるんですよ。
どんどんどんどん女性になっていくんですけど僕だけは全然進んでなくて
鏡越しにその女の子の生徒さんが見えるんですけど
えっもう…この場合はどの道具使ったらいいのかなっていう。
何か泣きそうになってるんですよ。
そうこうしてる間にどんどんどんどん仕上がって
行ってきますって言ってくる芸人もいますし
でどうしようどうしようって最後の1人になったんです。
この生徒さんもすごいもう…。
ああもう分からんどうしようってパニックになったようで
部屋からバンって出ていったんですよ。
ほんで僕もあれ?一人にされたと思ってたら
扉越しにうっすら
「先生これって成績に入らないですよね?」
「私のやつだけむずいんですけど」
大事なね授業で申し訳ないことしちゃったなという話でした。


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