ダブルヒガシ大東翔生のすべらない話「魔裟斗と大東旭」の書き起こし

お笑いコンビ:ダブルヒガシ
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
2014年結成
ボケ担当:大東翔生(おおひがし しょうい)
ツッコミ担当:東良介(ひがし りょうすけ)
ダブルヒガシ大東翔生のすべらない話「魔裟斗と大東旭」
人志松本のすべらない話 第33弾より

ダブルヒガシ大東翔生「魔裟斗と大東旭」

セリフ左:大東翔生

僕の親父の話なんですけど
僕の親父が元プロボクサーでして
日本チャンピオンになってましてで10回防衛して世界5位まで行った親父なんですよ。
で引退してすぐK-1から誘われてK-1ファイターになりまして
2005年僕が小学校6年のときですかね。
大晦日に魔裟斗と試合をしたんですよ。
大東旭っていう親父なんです。
そのときの魔裟斗戦の話なんですけど
僕毎年大晦日絶対カニ食うんですよ家族で。
カニ食うんがしきたりみたいな形でことしもカニみんなで食おうかみたいな言うてたら
大晦日の10日前ぐらいですかね
いきなりK-1の人から電話かかってきて
こうこうこうで魔裟斗とやってくれへんかみたいな
オファーが来まして「分かりました」って言って。
大丈夫かでも10日前。
あのとき全盛期の魔裟斗むちゃくちゃ強いじゃないですか。
これ勝てるんかみたいな心配になったんですけど
唯一希望といいますか
魔裟斗がたまたま足か何かケガしてた復帰戦やったんですよ。
で俺の親父が当てられたみたいな感じで。
これ足ケガしたてで治りたてやからあんま蹴ってけえへんのちゃうかみたいな。
俺の親父ボクサーですから蹴られへんかったら何とかなるんちゃうか。
であとK-1ってあおり合いみたいなのあるじゃないですか。
VTRで挑発し合うみたいな。
でも魔裟斗もうそのとき
「いや蹴りなんかいらないでしょ」みたいな。
「拳パンチだけで全然倒せます」
それええんかってなって僕。
マジで親父勝てんぞみたいな僕と親父の中で親父の勝率がどんどん上がっていくんですよ。
これマジでいけるってなって
で大晦日大阪城ホールで試合あったんですけどいよいよ試合ですと。
ルール説明レフェリーからありまして離れてください。
でラウンドワンファイ!
カーンって鳴って。
スパンいうていきなりインロー蹴られたんですよ。
何やねんと。
魔裟斗ちゃうやん!僕そのとき小6ですから今思えば確かにそんなVとかパフォーマンスじゃないですかあんなん。
でも俺小6ですから。
魔裟斗早速反則してるやんぐらいの。
おかしいやんけって。
でそっから蹴りの応酬なんですよ。
バッチバチ蹴られて。
だからもう足は治ってますよっていうパフォーマンス。
魔裟斗のいうところの。
でボコボコ蹴られて2ラウンドTKO負けしたんですよ。
もう負けてるやんって。取りあえず親父のとこ行こう思うてお父さんとこ行かなと思って行ったらもうホンマに足パンパンになった親父がもう途中で作るんやめられた銅像みたいな。
こんなんなってんですよ。
これ危険な状態や思って俺。
ヤバいと思って「お父さん大丈夫?」って声掛けなと思って
「お父さん大丈夫?」って声掛けたんですよ。
ほんならホンマ聞こえるか聞こえへんぐらいのちっちゃい声で
「こんなことなるんやったらカニ食うとけばよかったな」って言ったんです。


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