麒麟川島のすべらない話「ひらパーロケ」の書き起こし

お笑いコンビ:麒麟
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
1998年結成
ボケ担当:川島明(かわしま あきら)
ツッコミ担当:田村裕(たむら ひろし)
麒麟川島のすべらない話「ひらパーロケ」
人志松本のすべらない話 第35弾より

麒麟川島「ひらパーロケ」

セリフ左:川島明

何か死ぬ前に思い出すやろうなみたいな。
何か走馬灯でこれ見るやろなみたいな景色ってたぶんあるとは思うんですけど。
それぐらい奇麗やったなっていう光景の話なんですけども。
麒麟として若手で大阪住んでる時代。
ひらかたパークという関西の人なら誰もが知るアミューズメントパークが。
そこで2人でまだ初ロケぐらいの感じで行ったんです。
結構絶叫系とか乗って「わーっ」とか言うようなべたなロケだったんです。
で相方の田村と2人で色々やるんですけど。
ちょっとディレクターさんが厳しい方で。
「川島君はいいけど田村君もうちょっとリアクションしてもらえないかな?」
「ああはい。分かりました」
いろんな乗り物4つぐらい乗るんですけど
「ちょっと田村君」
「何かもうちょっとやってくれない?」
「川島君みたいにコメント言うかがっとリアクションしてもらえない?」みたいな。
結構がんがん言われてて。
最初は田村も「はい」って言ってたけど結構いらいらしてきて。
「俺も一生懸命やってんねんけどな」みたいな。
で最後の乗り物。
これがメインなんですけど。
逆バンジーという。
ひらかたパークに新しくできました下から上にぼんと。ゴムの力で上がるやつ。
これ乗ってほしいと。
ディレクターが「どっちなの?」
田村が「はい。いかせてください」
「全部取り返します。俺にいかせてください」
カッカカッカなってて。
テンション上がってて。
田村結果出してほしいな。
もうホントにリアクション命懸けようという感じでハーネスつけて。CCDみたいなのつけて。
「よし頑張ろう」
「じゃあいきましょう。10…」ぐらいで地元の…。
大阪のヤンキーみたいなのが
「おうおうおう。これだとやっぱあれや」
「コンビのおもんない方が乗るんや」って絡んできたんです。
ほんでもうこうなってるときにそんなん言われたから「うーっ」なってばちんキレて。
「お前な一言言っとくぞ・・」
ブシュンって上あがって。
すごい奇麗でした。
あんなキレながら打ち上げられるやつ初めて見て。
切ないんですよ。
もう落ちたときにはいないから。
たぶん俺死ぬ前思い出すなこれっていう。


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